KNote --- K-series Text Editor (Version 0.18) Copyright (C) 1999 by Eiichiro ITO * Copyright This program is a copyrighted freeware. Its copyright is owned by its author. You may use it freely, but you are not permitted to use it for any commercial purpose. If you want to post this program to other BBS, ftp site or network, or if you want to bundle it to other program or publication, you should receive prior permission from its author. The author is in no way liable to any damage, which may be caused by the use of or inability to use this software. Author: Eiichiro ITO (GHC02331@nifty.ne.jp) * Introduction これはフォルダ内のテキストファイルを概要付きの一覧で表示し, しか も手軽にテキストファイルを編集することのできるエディタです. 一覧では, ファイル名, ファイルサイズ, 最終更新日付のほか, ファイ ル内容の一部(タイトル)を表示することができます. (タイトル表示機 能) また, 一覧の項目の順序は自由に変更することができますし, 項目によ って一覧を並べ替えることもできます. (一覧編集機能) ファイルの具体的な中身を常に画面右側に表示しておくこともできます し(簡易表示機能), 内容表示されている領域をタップすれば, すぐにフ ァイルを編集することもできます. (編集機能) 一覧でファイルを選択しているときは, 入力された文字と一致するタイ トルへジャンプすることもできます. (インクリメンタルサーチ機能) 一覧で一度に表示できるのは1つのフォルダに限られますが, あらかじ めフォルダを登録しておくことにより, 手軽な操作で別のフォルダに移 ることもできます. (フォルダ選択機能) * Preparation このプログラムを利用するには, 利用するWindows CEマシンに合った KCTRLを導入する必要があります. KCTRLは下記のURLから入手できます. KCTRLを入手したら付属のドキュメ ントに従ってインストールを済ませておいてください. URL=http://www.oohito.com/ (なお, KCTRLはVersion 0.27以降を利用してください) KNoteでテキストファイルを格納するフォルダを作成しておいてくださ い.もちろん既に存在しているフォルダをKNoteで利用することもできま す. * Install KNote.exeをWindows CEマシンの適当なフォルダにコピーしてください. KNote.exeをスタートメニューに登録したり, ボタンに割り付けて下さ い. * Usage 機能や目的ごとに操作すべき手順を説明します. (起動) 登録したメニューや起動ボタン, あるいはExplorerからKNote.exe を起動させてください. (初回起動時) 最初に表示されるフォルダはルートフォルダです. ESCキーを押し てディレクトリリストを表示させ, あらかじめ作成しておいたテキ ストファイル用のフォルダに移ってください. 目的のフォルダが >フォルダ名< のように表示されたら, OKボタン を押すかEnterキーを押してください. (タイトル表示) フォルダ内のテキストファイル(デフォルトでは拡張子がTXTかLOG のファイル)の一覧が表示されます. 一覧にはファイル内容をあら わすタイトルのほか, ファイル名なども含まれています. 一覧をタップするか, カーソルキーで一覧項目を移動させると, そ のファイルの内容が右側に表示されます.   (一覧の並べ替え) 一覧の上にある項目名(DateやContent)をタップすると, 一覧を並 べ替えることができます. また同じ項目を2度タップすると逆順に 並べ替えることができます.   (インクリメンタルサーチ) 一覧にカーソルがある状態でアルファベットや数字を入力すると, 入力された文字に合うタイトルに自動的にジャンプします. 文字を 入力するたびに新たに適合するタイトルにジャンプします. バックスペースで文字を削除すると, 直前に表示していたタイトル に戻ります.   (編集) 右側に表示されているファイル内容をタップするか, Enterキーを 押せばブロックカーソルが表示され, その時点からファイルの内容 を修正したり追加したりすることができます.   (編集終了) 編集中にESCキーを押すと一覧に戻ることができます. ファイルに 修正を加えている場合には, 確認のメッセージが表示されるので, 保存したい場合にはYesを選んでください. Noを選ぶとファイルに 加えた変更は無視されます.   (新規ファイル) 新しいファイルを作成する場合には, FileメニューからNewを選ぶ か, Ctrl+Nを押してください. 空のファイルが作成され, 文章の入力を行うことができます. この ときファイル名は自動的に生成されます.   (保存) 編集中のファイルを途中保存したい場合には, Fileメニューから Saveを選ぶか, Ctrl+Sを押してください. その時点の内容がファイルに保存され, 一覧の内容も更新されま す.   (ファイル名変更) ファイル名を変更するには, FileメニューからRename Fileを選ん でください. ファイル名変更のダイアログが出るので, 新しいファイル名を入力 すれば, そのファイル名に変更されます.   (全画面表示) 全画面でファイル内容を表示させたい場合には, Viewメニューから Full Screenを選ぶか, Alt+Uを押してください. この設定はトグル式なので, もう一度同じ操作をすれば分割表示に 戻ります. (縦横分割切り替え) ファイル一覧と内容表示の分割を縦分割から横分割へ, また, その 逆に切り替えたい場合には, ViewメニューからHorizontalを選ぶ か, Alt+Hを押してください. この設定はトグル式なので, もう一度同じ操作をすれば逆の分割に 戻ります. (フォルダ移動) 別のフォルダに移りたい場合には, ViewメニューでDirectoryを選 ぶか, 一覧にカーソルがある状態でESCを押してください. Directoryダイアログが表示されます.   (フォルダ登録) 複数のフォルダの行き来を頻繁に行うときは, あらかじめフォルダ を登録しておくことで, 簡単にフォルダ間を移動できるようになり ます. 登録したいフォルダを表示した状態で, ViewメニューからSelect Folderを選ぶか, 一覧にカーソルがある状態でSpaceを押すと, Select Folderダイアログが現れます. ここでAddを押せば現在のフォルダがリストに登録されます.   (フォルダ選択) 登録を行ったフォルダを行き来するには, Select Folderダイアロ グでフォルダを選び, EnterあるいはOKボタンを押してください.   (全ファイル表示) 通常はOptionダイアログのGeneralで指定されたワイルドカードに 合うファイルしか一覧に表示されません. この設定に関係なく全て のファイルを一覧に表示させるには, ViewメニューからView All Filesを選ぶか, Alt+Aを押してください. この設定はトグル式なので, もう一度同じ操作をすればワイルドカ ードによるファイルの一覧に戻ります. なお, この設定は保存されません.   (外部アプリケーション起動) 一覧で選択しているファイルを別のエディタで編集したり, 別のア プリケーションで開く場合には, FileメニューからExecute Appを 選ぶか, 一覧にカーソルがある状態でAlt+Enterを押せば, 外部ア プリケーションを起動できます. デフォルトでは, 拡張子に関連付けられたアプリケーションが起動 しますが, OptionでExternal Appを設定すれば, 起動させるアプリ ケーションを指定することもできます.   (関連付けられたアプリケーションの起動) 一覧で選択しているファイルの拡張子に関連付けられたアプリケー ションを起動するには, FileメニューからOpen from Appを選ぶか, 一覧にカーソルがある状態でCtrl+Enterを押せば, 拡張子に関連付 けられたアプリケーションが起動します. * Options KNoteをより使いこなすための設定について説明します. 設定を変更するには, ViewメニューのOptionsを選んで, Optionsダイア ログを表示させる必要があります. 下記の説明ではOptionsダイアログを 表示させた状態になっていると仮定しています. (表示させるファイルの種類を変更する) 起動時の設定では, 表示されるファイルの種類は拡張子がTXTかLOG のファイルだけです. これ以外のファイルを扱う場合には, GeneralタブにWildcardsフィールドがありますので, ここに表示さ せたいファイルのワイルドカードを記述します. 複数のワイルドカードを指定する場合には, ワイルドカードをセミ コロン【;】で区切ってください.   (新規ファイルで作られるファイル名を変更する) 新規ファイルを作成すると自動的にファイル名が決められ, ファイ ル名を意識せずにテキストファイルを作成できます. このとき作成 されるファイル名はNOTE****.TXTという名前になります. ****には 4桁の連番です. このNOTEやTXTの部分を変更することができます. GeneralタブのNew fileの欄にPrefixとExtensionという項目があり ます. 前者がNOTEの部分, ExtensionがTXTの部分を表しますので, 自由に変更してみてください.   (ファイル内容の表示でタブのサイズを指定する) GeneralタブのContent欄でTab widthでは, タブ文字を半角何文字 で表示するかを指定します.   (内容表示時にフルスクリーンにする) GeneralタブのContent欄でWide Viewをチェックすると, タイトル 一覧から内容表示に移ったときに全画面表示になり, 逆にタイトル 画面に戻った時に2分割表示になります. ただし, クリックで内容 表示に移ったときには全画面にはなりません. なお, 全画面表示の設定が優先されますので, 分割表示時にのみ有 効となります.   (一覧に表示する項目を変更する) ファイル一覧では, タイトルとファイル名が表示されています. こ れらの項目の順序を並べ替えたり, ファイルサイズや日付など, 別 の項目を一覧に追加したい場合には, Columnsタブを使って指定し ます. Available columnsには, 一覧で表示されない項目が並んでいます. 逆にDisplay columnsには一覧に表示されている項目が並んでいま す. Available columnsからDisplay columnsに項目を移動させれば 一覧にその項目を表示させることができます. 【->】ボタンや 【<-】ボタンを使って項目の編集を行ってください.   (外部アプリケーションを指定する) 外部アプリケーションを指定するには, External Appタブを選んで ください. 左側のリストから(New)をクリックして選び, Wildcardに設定した いアプリに対応するワイルドカードを入力し, Pathには起動するア プリケーションパスを入力します. Pathに何も指定していないときには, ファイルの拡張子に関連付け られているアプリケーションが起動されます. Paramsには起動時のパラメータを指定します. なお %f はパス名に 展開され, %l は編集中の文書の物理行番号に展開されます. %%は 単一の%に展開されます. 最後にAddを押せば入力した項目が登録されます. なお, リストには複数のアプリケーションを登録できますが, 重複 する項目があった場合, 一覧の先頭の項目が優先されていきます. * Uninstall 画面右上の【?】ボタンを押すと, Aboutダイアログが表示されます. こ のダイアログ下部の【×】ボタンを押すとアンインストールするかどう か尋ねるメッセージボックスが現れます. Yesを選べばKNoteに関するすべてのレジストリ情報が削除されます. なおプログラム本体のKNote.exeは, Installでコピーしたフォルダから 手動で削除してください. * 著作権と使用条件 * このプログラムはフリーウェアです. * このプログラムの著作権は, 伊藤 栄一郎, Eiichiro ITO, mailto:GHC02331@nifty.ne.jp が保持しています. * 著作権者はこのプログラムの動作を一切保証しません. * このプログラムを利用した, あるいはしなかったことにより発生した被害に関 する一切の責任を著作権者はとりません. * このプログラムを商品の一部として添付するなど, 許可なく商業目的に利用す ることを禁じます. * このプログラムを再配布したい場合は, 事前に著作権者まで許可を求めてくだ さい. * このプログラムを雑誌で紹介する場合には事前・事後の許可は必要ありませ ん. * このプログラムを個人のホームページで紹介する場合には事前・事後の許可は 必要ありません. * このプログラムを雑誌以外の書籍で紹介する場合には事前に著作権者まで許可 を求めてください. * History [99/10/08 v018] ピリオドで始まるファイルが読み込めないバグの修正 起動時に読みなおしが発生するバグの修正 [99/08/20 v017] 外部アプリ管理情報の修正 文字列確保時バグの修正 [99/08/19 v016] GeneralタブのWideショートカットを作成 SH4ではコマンドバンドを使わないようにした。 [99/08/15 v015] Palm-size PCでHorizontal分割のバグ対処 PRO版でコマンドバンドに対応した フォルダリストのレジストリ登録バグ対処 [99/08/14 v014] 外部アプリケーションの複数登録 ワンタッチでの全ファイル表示 [99/08/11 v013] Select-ALLを実装した 画面分割のメニュー表示をVerticalからHorizontalに変更した 画面分割切り換えのショートカットをAlt+Hに変更した ファイルの更新チェック機能追加 保存NO時にファイルを再読み込みする 内容表示でフルスクリーンにする [99/08/10 v012 Beta公開] 縦横分割切り換えのショートカットをAlt+Tに変更した 内容領域での選択色をレジストリ登録した Ctrl+Enterで余計に改行が入るバグ対処 [99/08/09 v011 Beta公開] ファイルの名称変更機能追加 関連付けられたアプリケーションからの起動機能追加 エディター起動時のパラメータ編集機能追加 横分割・縦分割の切り換え機能追加 コピー時の文字コード化けバグ対処 Shift-TABでタイトル画面に戻るようにした [99/07/31 v010 Beta公開] 自動作成ファイル名のオプション指定 ベータ公開の為の細かい修正 [99/07/30 v009] タイトルでのインクリメンタルサーチ 起動直後のDEL処理不具合の対処 [99/07/29 v008] ファイルリストをオブジェクト化 フォルダ名の変更 読み込み中断時のメッセージ ディレクトリリストのソート フォーカスのない状態でContentViewのカーソルを半分にする ファイルサイズの大きい場合は行数を先読み・確保する ファイル保存 [99/07/29 v007] フォルダーリストの作成 外部エディター起動 カラム数に応じて日付表示内容を変化させる [99/07/28 v006] 検索処理 新規ファイル作成を中断した時にタイトルに残るバグ修正 コマンドバーのボタン(新規、検索) アイコン作成 [99/07/26 v005] アクティブになったときに内容表示にフォーカスが移るバグ修正 一覧のカスタマイズとソート 新規ファイルの作成 KNote Copyright (C) 1999, Eiichiro ITO