KPAD.EXE --- Japanese-Editor V0.55 for WindowsCE Copyright (C) 1997-1998 by Eiichiroh Itoh * Introduction これは, WindowsCEを搭載した H/PC上で動作する日本語エディタです.シ フトJISコードを含む日本語ファイルを作成,編集することができます. 【バージョンアップ項目】 * Palm-size PCに対応した. * 画面右上に常時行番号を表示するようにした. このパッケージの最新版は以下の場所で入手できます. http://www.oohito.com/ http://member.nifty.ne.jp/oohito/  (←緊急時のみ稼動) * Prepare for Installation このプログラムを動作させるには以下のパッケージが必要です. * 日本語表示を行うDLL(KCTRL.DLL) * 日本語入力を行うプログラム(KanjiIn.EXEなど)及び辞書 これらのパッケージも,このプログラムと同じ場所から入手できますの で,予め入手および導入を済ませておいてください.なお,それらの導入方 法については,各パッケージ付属のドキュメントを参照してください. * Installation 1. KCTRL.DLLやKanjiIn.EXEなどのFEPをH/PCに導入します. 詳しい導入方法は各々のドキュメントを参照してください. 2. 実行ファイルを H/PCに転送します. KPAD.EXEを, H/PCの適当なディレクトリにコピーして下さい. 以上です. * Execution {Start}-{Run...}やExplorerを利用して KPAD.EXEを起動してください. 日本語入力を行う場合には, ALT+SpaceでFEPの起動/オン/オフを切り替 えることができます. 利用できるキーは以下の通りです. ━━入力キー━━━━機能━━━━━━━━━━━━ ━━備考━━━━━━━ ↑↓←→ カーソル移動   Shift+↑↓←→ 範囲指定しながらカーソル移動   Ctrl+↑↓ ロールアップ/ダウン   Ctrl+←→ (空白で区切られた)単語の移動   PgUp/PgDn ページアップ/ダウン   Shift+PgUp/PgDn 範囲指定しながらページアップ/   ダウン Home/End 行頭/行末に移動   Shift+Home/End 範囲指定しながら行頭/行末に移動   Ctrl+Home/End 文頭/文末に移動   BS 1文字後退   DEL カーソル位置の文字を削除 {Edit}-{Delete}と同じ Ctrl+N 新規ファイル作成 {File}-{New}と同じ Ctrl+O ファイルを開く {File}-{Open...}と同じ Ctrl+S ファイルを上書き保存 {File}-{Save}と同じ Alt+M 文書をメールとしてInboxに転送 {File}-{Mail...}と同じ Alt+X プログラム終了 {File}-{Exit}と同じ Ctrl+X 選択範囲の切り取り {Edit}-{Cut}と同じ Ctrl+C 選択範囲のコピー {Edit}-{Copy}と同じ Ctrl+V クリップボード内容の貼り付け {Edit}-{Paste}と同じ Ctrl+F 文字列の検索 {Edit}-{Find...}と同じ Ctrl+L 次の候補の検索 {Edit}-{Find Next}と同 じ Ctrl+P 設定文字列の挿入 {Option}-{Add Text...} と同じ Ctrl+A 全選択 {Edit}-{Select All}と 同じ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━ 【注意】 * エディタ使用中に致命的エラーが発生した場合はダイアログが現れ ます.このとき運がよければ編集中のファイル内容を保存すること ができます.詳しくは,「* Bugs」の項を参照してください. * Setup セットアップ画面にて,いくつかの設定を変更することができます.セッ トアップ画面を開くには, {Option}-{Setup...}を選んでください.セッ トアップ画面で設定できる項目とその説明は以下の通りです. ━━項目名━━━━━━━━━説明━━━━━━━━━━━━━━━━━━ TAB TAB文字の大きさを半角単位で設定します. Max 1行に表示できる文字数を設定します. Copy JIS クリップボードにコピーする際にJIS変換するか どうか指定します. Make Backup ファイル保存時に既存ファイルを拡張子.BAKで保 存するかどうか指定します. No save on close ファイルを閉じる際に保存しないことを指定しま す. Exit after sending mail メール送信後にアプリを終了させることを指定し ます. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【注意】 * OKボタンを押すと,指定した設定は直ちに反映されます. * 英語版WindowsCEの場合, Copy JISのチェックをはずしてもメール 送信時にはJIS変換が行われます. * Advanced Setup セットアップ画面で設定できない項目はレジストリを直接書き換えるこ とで設定することが可能です.レジストリを操作するため,初心者はこの 設定を行うことは避けてください. \\HKEY_CURRENT_USER\Software\GAWARO UseCtrl : DWORD : 0 or 1 1の場合にCTRL+SpaceでFEPを起動する. FepProgram : SZ :プログラムパス FEPのフルパスあるいは,他のFEPプログラム FepName : SZ :クラス名 FEPプログラムのウィンドウクラス名 (例) [HKEY_CURRENT_USER\Software\GAWARO] "UseCtrl"=1 "FepProgram"="POBox.exe" \\HKEY_CURRENT_USER\Software\GAWARO\KPAD SelColor : DWORD :選択色の値 青*65536+赤*256+緑 (例) [HKEY_CURRENT_USER\Software\GAWARO\KPAD] "SelColor"=6316128 * Sending Internet Mail KPADは作成中の文書をメールとして Inboxに直接渡すことができます.宛 先(To)や表題(Subject)などを本文中に含めておけば,自動的に Inboxの 該当項目にセットします. メールの送り方は以下の通りです. 1. メールとして送る文書を入力する. 2. 先頭行から宛先(To:)や表題(Subject:)を記述する. (例) To: GHC02331@niftyserve.or.jp Subject:テストメール 3. 空行を一行空け,その後から本文を記述する. 4. メニューから {File}-{Mail...}を選ぶ. (メールアイコンやALT+M でも可) 5. "Send Mail..."ダイアログで,メール送信に使うメールサービスを 選びOKボタンを押す. 6. Doneというメッセージが出るのを確認する. なお, Subject:行とTo:行がないと, "Invalid Mail Header"ダイアログ が出ます.無視してメールを送りたい場合には YESを選んでください.た だし, Inboxを使って欠落したフィールドを手動で入力する必要がありま す. 【注意】 * メールを送る前に, Inboxにてメールサービスの設定を行っておく 必要があります. * Inserting user-defined text あらかじめ設定した文字列を文書の任意の場所に挿入することができま す.この機能を使って,顔文字やシグネチャなどを登録することができま す. 挿入したい文字列の新規作成は以下のように行います. 1. {Option}-{Setup Text...}を選んで"Edit Text"ダイアログを出す. 2. 一覧から (New Text)を選び,画面下のテキスト入力エリアに挿入し たい文字列を入力する. 3. 画面中央で文字列を挿入したい場所を選ぶ. (Topは文頭/Cursorは カーソル位置/Bottomは文末) 4. {Add}ボタンを押すとタイトルを入力するダイアログが出るので,挿 入する文字列のタイトルを入力する. 5. {OK}でダイアログを終了させる. 挿入文字列の変更は上で (New Text)の代わりに,変更したいタイトルを 選んで下さい. 設定した文字列を文書に挿入するには以下のようにします. 1. {Option}-{Add Text...}を選んで"Select Text"ダイアログを出す. 2. タイトル一覧から挿入したい文字列のタイトルを選ぶ. 3. 挿入ポイントを設定値以外にしたい場合は,挿入ポイントを選ぶ. 4. {OK}ボタンを押す. このように,挿入ポイントは設定値以外の場所を指定することもできま す. 【注意】 * 設定した文字列はレジストリに格納されます.あまり大量の文字列 を設定すると,動作が不安定になることがありますので,利用には注 意し数行の設定にとどめるようにしてください. * 英語版では日本語の文字列を入力することができません. * UnInstall {Help}-{About}にて"About KPAD"画面を出し{Uninst}ボタンを押すと,確 認の後KPADに関連したレジストリ情報を削除し終了します. KPAD.EXE自 体は手動で削除してください. * Bugs エディタ使用時に致命的エラーが発生した場合,その位置を示すダイアロ グが現れる場合があります.この時,その内容をメモして連絡してくださ い. また,この場合下に見えているKPADの画面でSaveボタンを押すと編集中の 文書を保存できることがあります.エラーダイアログでOKを押さずに, Saveボタンを押してみてください. * Support このプログラムに関する質問等は以下の場所で受け付けています. * WindowsCE Users in Japan ML (入会方法:http://www.tt.rim.or.jp/~hiraide/ML/index.html) インストールに関する質問等は,メールではなく上記の場所でお願いしま す *著作権と使用条件 * このプログラムはフリーウェアです. * このプログラムの著作権は, 伊藤 栄一郎, Eiichiroh Itoh, mailto:GHC02331@niftyserve.or.jp が保持しています. * 著作権者はこのプログラムの動作を一切保証しません. * このプログラムを利用した,あるいはしなかったことにより発生し た被害に関する一切の責任を著作権者はとりません. * このプログラムを商品の一部として添付するなど,許可なく商業目 的に利用することを禁じます. * このプログラムを再配布したい場合は,事前に著作権者まで許可を 求めてください. * このプログラムを雑誌で紹介する場合には事前・事後の許可は必要 ありません. * このプログラムを個人のホームページで紹介する場合には事前・事 後の許可は必要ありません. * このプログラムを雑誌以外の書籍で紹介する場合には事前に著作権 者まで許可を求めてください. * Copyright, Distribution Policy and Disclaimer This program is a copyrighted freeware. Its copyright is owned by its author. You may use it freely, but you are not permitted to use it for any commercial purpose. If you want to post this program to other BBS, ftp site or network, or if you want to bundle it to other program or publication, you should receive prior permission from its author. The author is in no way liable to any damage, which may be caused by the use of or inability to use this software. Author: Eiichiroh Itoh (GHC02331@niftyserve.or.jp) * Thanks このソフト開発の直接のきっかけを作ってくださった,某日・某所でのW さん,Uさん,Nさんに感謝いたします. また,日本語エディタの開発を応援してくださった, Trimdaleさん,JD さん,工藤徳也さん,KEKEさん, Horatioさん,上野和孝さん, happaさ ん, kei_1さん,ぷっぷさん,みなさんありがとうございました. Inboxの直接起動には,平出さんのアドバイスが非常に参考になりました. ありがとうございました. また,日本語版H/PCが発売されても見放さず応援下さった全ての方々に感 謝いたします. * History ━Date━ Ver ━━Description━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 97/02/12   作成開始. 97/02/21 V0.01 バージョン記録開始. 97/02/26 V0.15 最初のアルファリリース. 97/03/06 V0.19 FontX2フォント表示. 97/03/07 V0.20 スリム化. 97/03/07 V0.21 コード入力. 97/03/27 V0.25 カット&ペースト,辞書登録. 97/04/08 V0.26 変換中の↑キー. 97/04/21 V0.28 KCTRL対応,ファイル名指定起動. 97/05/19 V0.30 ベータ公開. 97/06/16 V0.31 テキスト以外ペーストのバグ修正. 97/06/17 V0.32 Stickyモード,現在行桁表示,ベータ公開. 97/06/22 V0.33 現在行桁表示の行と桁を交換, Inboxの直接起動. 97/06/23 V0.34 5行以上のメールを送るとリブートするバグを修正, Shift/Ctrlの状態表示域を移動. 97/07/17 V0.35 日本語版H/PC対応,スペース/全角スペース入力変更. 97/07/25 V0.36 ビープ音を変更,「×」などを保存できないバグ修正. 97/08/07 V0.37 桁折り表示に変更. MaxColパラメータ追加. 97/08/08 V0.38 論理行番号に対応. 97/08/08 V0.39 選択範囲を反転表示.バックアップファイル作成. 97/08/10 V0.40 検索機能追加, Setupでの確定処理修正,文書情報の表示 ファイル読み込み高速化. 97/08/13 V0.41 単語移動, Ctrl-↑↓,固定文字列管理. 97/08/30 V0.42 辞書登録時の反転表示バグ対処,ベータ公開. 97/09/05 V0.43 変換中の左矢印で確定した場合のバグ対処. コマンドバーボタン押下時のストールバグ対処. メール送信時未入力のヘッダーを無視. メール内容ペースト時のウェイト時間を指定可能に. ベータ公開. 97/09/08 V0.44 上スクロール時に1ドット欠けるバグに対処,ベータ公開 97/09/16 V0.45 行末での文字挿入バグ修正.非入力領域グレー表示. 致命的エラー時のセーブ. 98/02/25 V0.46 プログラムの全面的書き換え. 98/02/26 V0.49 ファイルオープンダイアログの改良. 98/02/27 V0.50 アルファ公開. 98/02/28 V0.51 MaxColが次回起動時に反映されないバグに対処. メール送信後にアプリ終了させるオプションの追加. 98/02/28 V0.52 最新ファイル一覧でデフォルトのカレント行表示を抑制. スクロールバーの表示方法を修正. 98/03/07 V0.53 タスクバーを隠した状態での表示に対応. 選択範囲をグレー表示するようにした. 全選択機能を追加. 98/04/14 V0.54 CTRL+SpaceでKanjiIn起動できるようにした. KCTRL JP版でメール送信時にJIS変換しないようにした. 選択範囲の色指定をできるようにした. スクロールの高速化. 98/07/18 V0.55 Palm-size PCに対応した. Soft Input Panelに対応した. 常時行番号表示に対応した. KPAD.EXE Copyright (C) 1997-1998, Eiichiroh Itoh